本記事ではGEEで出てくるエラーをまとめています。
随時出てきたエラーを追記していきます
初期エラー
EEException: Google Earth Engine API has not been used in project 999999 before or it is disabled.
このエラーは主に、Google Colab環境のInitialize関数で発生します。
import ee
ee.Authenticate()
ee.Initialize()
このエラーに対処するためには、Initializeのproject引数に自分のプロジェクトIDを指定します
プロジェクトIDは、コードエディタの右上のアイコン近くに記載されているものです。

こちらの名前をproject引数に渡してあげます。
例えば、ee-sampleだったら下記のようになります!
ee.Initialize(project='ee-sample')
もしも、GCPでGoogle Earth Engine APIを利用している場合には、Google Earth Engine APIを有効化しているプロジェクトのIDをしてあげれば動くはずです
ちなみに、GCPのプロジェクトのIDは赤丸で囲っている枠の列になります

モジュール(ライブラリ)関連
Cannot find required script

このエラーはモジュールの読み込みの際に起きます
例えば、下記のようなコードです
var utils = require('users/username/repo_name:module/sample');
主なエラー原因はrequireする際のパスが違うためです。
requireの引数はレポジトリ名とファイルの場所をコロンでつなげた形になります
例えば、ユーザの名前がsuzukiでレポの名前がhoge、モジュールのフォルダ場所がmodule/sampleの場合には「users/suzuki/hoge:module/sample」が引数になります。
関数名 is not a function
このエラーは名前の通り関数が存在しない時に発生します
例えば、下記のようなコードです
var utils = require('users/user_name/repo_name:module/sample');
utils.hello();
この場合はhello関数がモジュール化されていない、もしくは、他のモジュールのファイルを読み込んでいる可能性があります。
また、hello関数自体はあるけれど、モジュールファイル内で違う名前になっていることも考えられます
例えば、下記のように関数名はhelloですがexportsに指定している関数名がgoodbyeとなっていると、呼び出すときはgoodbyeになります
var hello = function(params){
print("Hello World!");
};
exports.goodbye = hello;
このあたりを確認することにより、このエラーを解消できるかもしれません
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